なぜ利益ベースで話すのか?

経営者の方が、
売上の上昇率、利益率、簡易キャッシュフローの話をされている場面に出会います。
私が所属している中小企業家同友会では、「人時生産性」という言葉も出てきます。

そういう話を聞くと、
「頑張っておられるんだなー」と思います。

ただ、それが相談者さんだったら、私は必ず返済の話も聞きます。

ビジネスモデルによって、利益構造の予測はある程度立ちます。
だから、売上を上げようとしている方がいたら、
「この後、資金的にどう動きそうか」も、だいたい予想できます。

そこで怖いのが、
資金の借り方次第では“デスループ”に突入するケースがあること。

さらに、
「税金を払いたくないから利益圧縮もそこに合わせてする」
となると……正直、目も当てられません。

だから私は、現預金増加目標を設定します。
そうすることで、借入返済分を含めた話になるからです。

キャッシュフロー計算書まで作れば、
返済もフロー(お金の流れ)として見えるのですが、
多くの中小企業ではキャッシュフロー計算書が作られていないので、
返済がフローから抜けがちです。

ここを変えていくのは、なかなか難儀なもので。
「利益が出たら節税する」という癖がつくと、抜けられません。
世間にはそういうスキームもやたらとありますし、先輩経営者の話も相まって誘惑が多い。

個人的には、
利益目標よりも、現預金増加目標を推奨します。

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