結論:数字を変えたければ「原因(行動)」に触るしかない
今日は「原因と結果」の話です。
これ、財務にめちゃくちゃ関係あります。
財務は「会社のお金の管理」。
でも本質は、数字(結果)をどうやって変えるかの設計です。
数字だけ見て「減らせ」「増やせ」と言っても、だいたい動きません。
なぜなら、数字は行動の結果だから。
理由:人は“理由がある行動”をやめられない
たとえば「接待交際費を削減する」。
ここでよくあるのが、
「利益薄いのに何でこんな接待費使ってんねん。そんなんしてるから金残らんねん」
みたいなやつ。
言いたいことは分かります。
でも、言われた側はこう思っていることが多いです。
- これは必要な支出だ
- これを削ると関係が切れる
- 将来の売上につながる(つもり)
つまり、“その行動を続ける理由”があるんですよね。
だから「削れ」と言うだけでは、
「分かりました(でもやめられない)」で終わります。
具体:僕が面談でやるのは「原因を言語化して、意思決定を進めること」
僕はクライアントに、いきなり「削りましょう」とは言いません。
まず、こう聞きます。
- 「交際費が増えている理由は何ですか?」
- 「それは必要な使い方でしたか?」
この質問の狙いは、責めることじゃありません。
原因(行動)を言語化するためです。
そして答えが「必要でした」なら、こう続けます。
「必要なら仕方ないですね。
じゃあ、それを踏まえると、売上が今のままだと足りないですが、どうしますか?」
ここが大事で、
“削る”を押し付けるのではなく、“次の一手”の意思決定に進める。
僕はこれを勝手に「溺れている人救助法」と呼んでます。
溺れている人を助ける時、下手に近づくと掴まれて二次災害になります。
だから、まず状況を落ち着かせる(原因を整理する)。
その上で、動ける選択肢を一緒に作る。
財務コンサルは、直接利益を上げる仕事ではありません。
(調達交渉などの支援はできても、利益そのものは“本人の意思決定と行動”でしか増えない。)
だからこそ、僕の仕事はこうなります。
結果(数字)→原因(行動)→次の意思決定
この流れを止めずに回すこと。
数字が変わらない時、たいてい原因は「能力不足」じゃなくて、
行動を変えられない構造の方にあります。
ここを押さえると、財務は一気に楽になります。

