感覚は正しい。だからこそ「数字」で見える化すると意思決定が速くなる
結論
経営者の“感覚”はかなり当たっています。
ただ、感覚を数字で見える化できると、次の一手が具体になって意思決定が加速します。
理由
「数字が分からないんです」とおっしゃる経営者の方でも、話を聞いて決算書を分析すると、
ご本人が感じていた違和感が数字にそのまま表れることが多いです。
でも、分析の価値は「当たっている/外れている」の判定だけじゃありません。
感覚が“どの数字の変化”を指しているのかが明確になることで、打ち手の優先順位と着手順がはっきりします。
具体(最近のケース)
ある社長から、こんなお話がありました。
- 数年前から急に資金繰りが苦しくなった
- 固定費削減で保険とリースを見直そうとしている
そこで5期分の決算書を分析すると、
- 5年前:限界利益 46%
- 3年前:限界利益 30%まで低下
という変化が見えました。
さらに、そのタイミングで修繕費が大きく発生し、
オペレーションリースに切り替えたであろう動きも決算書に表れていました。
この結果から、ヒアリング段階でお伝えしていた「仮説」と「改善策」が当たっていそうだと判断できたので、
それを前提にコンサルプランを組み立てました。
「分析いらないのでは?」への答え
感覚が鋭いなら、確かに「当てる」だけなら分析なしでもできるかもしれません。
でも分析をすると、
- 社長の感覚が、数字でどこに表れているかが分かる
- だから、どのアプローチが効きそうかを選べる
- さらに、自社で何から取り掛かるべきかが具体になる
という流れが生まれます。
これは僕の特殊能力ではなく、
**“数字に見える化したからこそ起きる効果”**です。
まとめ
「感覚で掴んでいる」方ほど、
“答え合わせ”のつもりで決算書を分析してみてください。
考えている施策の確信度が上がったり、
別の施策を思いつくヒントになるかもしれません。

